SONOSを導入した話(3) SONOS Amp
SONOS ONEとSONOS ONE SLを購入して、お手軽に良い音でストリーミングを楽しむ環境が出来た。
とはいえ、一方で、わが家のリビングには昔からのステレオシステムが存在しており、音質という面ではまだまだステレオシステムに軍配が上がるのも事実。
特に高価というわけでは無いけれども、以下のようにそれなりのシステムになっている。
- スピーカー Bose Acoustimass 5 Series III
- アンプ Onkyo A-7VL
- CDプレーヤー Sony CDP-X3000
- チューナー Kenwood KT-7020
比較的最近のデジタルアンプから、かれこれ30年近く使っているアナログチューナーまで、それなりに思い入れのあるシステムである。
このシステムにはテレビからの光デジタル音声と、AirMac Expressからの光デジタルを同軸デジタルに変換して入力している。なので、AirplayでiPhoneやmacからストリーミングも流せるし、テレビ音声を高音質で聞くことも可能。それなりに満足して使ってきた。
でも、手軽に音楽を聴くという視点からだと、もはやアンプの電源を入れて入力ソースを選ぶという行為が面倒になって来た。音声コマンドでテレビをONしたら、自動でステレオからテレビの音声が出るなど、自動で電源が入ってソースを選択してくれれば良いのに、と常々思っていた。
SONOSの存在を知ったときに、最も気になったのは、このステレオシステムをアップデート出来るのではないかということであった。
ということで調べてみた結果、プリメインアンプであるSONOS Ampがほぼ理想的なシステムを構築できることがわかった。
Onkyoのデジタルアンプ、A-7VLからSONOS Ampに置き換えると、以下の接続をシームレスに管理できる。
- スピーカーはSONOS Ampでドライブ
- テレビ音声はHDMI Audio Return入力に接続
- チューナーはアナログ入力に接続
- ストリーミングなどのオンラインミュージックはSONOSの機能で十分
唯一CDプレーヤーが接続できないのだが、これはAmazon Music HDを検討することで音質面はクリアできるのでは。
そんなわけで、ちょうどSONOSの日本公式サイトがセールを行っていたこともあり、SONOS ONE SLが届いてから3日後にSONOS Ampをポチり。
到着後、早速設置。
まずは音質。これまでと比較して少なくとも遜色のない音を聞かせる。少し低音が豊かになった気がするが、これはQualcommのDDFAという最新のデジタルアンプテクノロジーを使用していることで、力強さが増したからなのかもしれない。デジタルアンプはまだまだ回路技術に進歩の余地がある分野なので、最新技術を取り入れる価値はあるのだと思う。ちなみに、デフォルトでラウドネスがONになっているのでOFFにするのがオススメ。
SONOS Ampが来たので、SONOS ONEとSONOS ONE SLはサラウンドスピーカーとして使用することに。我が家のステレオシステムとSONOS ONEのステレオ構成はちょうど向かい合わせに配置されているので、固定のサラウンドシステムとして再構築。純粋に音楽を聴くときはAmbientモードでサラウンドスピーカーを動作させることで、部屋の中にフワッと音場が現れるような感じになり、音楽に包まれるような感覚で気持ちがいい。「ピュアオーディオとしてどうなのよ」、とも思うけれども、これはこれでありだと思う。
ついでにチューナー Kenwood KT-7020にはAlexaでOn/Offできる電源タップを接続して、音声コマンドでコントロール可能にした。これにより、「アレクサ、チューナーをオンにして」というと、自動でチューナーの電源が入り、SONOS Ampがその音声信号を感知して、自動でFMラジオが流れる。高性能なアナログチューナーで聴く方がRadiko経由で聴くよりもずっと音質が良いので、おそらく最高のFMラジオ環境になる。あくまで頻繁に選局することはなくほぼJ-WAVEしか聴かないから、ではあるのだけど。
テレビ接続は、コンテンツが5.1chであれば、サラウンドで音が鳴る。特に面倒な準備とかせずに、普段使いのスピーカーがサラウンド音声に対応しているのって、かなり感動的である。子どもたちがやっているゲームもサラウンドで大迫力。
次はsubの導入ですかね。写真にあるようにBOSEのスピーカーにウーファーがあるのだけど、これはスーパーウーファーではなく、ただの低音担当スピーカーなので。次のセールを待とう。