テレワークは暇で非効率?そんなことは無い、という話。

コロナウイルスの影響で、我が社も3月初頭からテレワーク。

アナログ半導体のエンジニアなので、たまにラボに入って測定や評価をすることもあるけど、大半の仕事はPCさえあれば何処でも出来る。

なので、特に困ることも無くすんなりとテレワークに移行した。子どもも比較的大きくなっているので、そんなに手がかかることもないので。

テレワークになると、通勤にかかる時間も無くなるし、仕事の負荷も軽くなってより多くの時間をプライベートに割けるに違いないと、もともとテレワークに淡い憧れを抱いていた自分としては、感染防止のための施策とはいえ、ちょっとワクワクしていたのも事実。

テレワークにおける目下最大の問題は、ワークスペースに居座る猫なんだが。

しかし、その見通しは甘かった。正直、テレワークの方が忙しい。

理由はいくつかある。列挙してみると以下のような感じか。

  • 顧客とのミーティングがWeb電話会議になった。
  • 移動時間が無く、その時間に他のことが出来る。
  • 管理職としてこれまで同行できなかった顧客ミーティングにも参加出来る。身体は一つしか無いので、移動を伴う顧客訪問は一日一顧客が基本だったのだが、電話会議ならその制約が無い。

ということで、これまでそんなに多くはなかった内部、外部とのミーティングが、1時間毎に入ってしまうという大変な事態に。

お前のスケジュール管理の問題だろ、といえばそれまでだけど、一方でいかに移動時間が無駄であるか、ということも痛感している。

もちろん、直接訪問して顔を合わせてミーティングすることはとても大事で、その必要性を否定する気は無い。ただ、Web電話会議で十分事足りることも多いのだ、ということを多くの人が実感しているのではなかろうか。

コロナ問題が終息した後、おそらく週1~2日のテレワークとWeb電話会議の活用が当たり前の働き方として定着するに違いない。毎日の通勤ラッシュとか、新幹線などによる長時間移動の無意味さについて多くの人が気付くだろう1新幹線乗車中は集中して仕事をするにはちょうど良い環境、という意見には同意するが。

以上から予言しておくと、リニア新幹線建設は中止になると思う。移動時間が数十%減るより、Web電話会議で移動時間ゼロの方が幸せでしょ。どっちに投資すべきか、答えは明確と思う。

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