SONOS : HDMI ARC (Audio Return Channel) の制約
今年のGWはゴールデンウィークというよりはガマン(Gaman)ウィークですね。今日から本格的な連休に入ったのだけど、昨日まで在宅で仕事をしていたわけで、気分転換によって気持ちをリフレッシュするのはなかなか厳しい環境。
先日の記事でも書いたように、わが家はSONOS subを導入して映画等の鑑賞環境を充実させることにしたのだけれども、やはり同じことを考える人は多数いるようで、SONOS日本公式でもSONOS beamとSONOS subが完売になっている。早めにSONOS sub購入を企てたのは大正解だった模様。
SONOS amp + SONOS ONE + SONOS ONE SL + SONOS sub という4.1ch環境を構築したので、NetflixやApple TVでの映画鑑賞では迫力のサラウンドが楽しめるようになった。では、ゲームはどうか。わが家にはニンテンドーswitchがあるのだけど、どうやらサラウンドに対応しているらしい。
しかしながら、わが家の環境ではニンテンドーswitchではサラウンドが楽しめないことが判明。理由は、ニンテンドーswitchのサラウンドは非圧縮の5.1ch PCMしか対応しておらず、現在SONOS ampとHDMI ARC(Audio Return Channel)で接続している4年前に購入した東芝REGZAでは帯域が足りず5.1ch PCMが通せないのであった。5.1ch PCMや最新のDolby ATMOSの場合、eARCという最近のHDMI規格が必要なのだそう。以下のソニーのページで詳しく解説されています。
https://knowledge.support.sony.jp/electronics/support/articles/S1201309003095
SONOSはこの6月のソフトウェアアップデートによって導入されるSONOS S2システムにおいてハイレゾ音源と(おそらく)5.1ch PCMやDolby ATMOSに対応するとアナウンスされているのだけど、5.1ch PCMとDolby ATMOSはeARC必須のようなので、残念ながら完全無欠のシステムにするのはまだ足りない、ということか。(追記:SONOS S2でATMOSに対応出来るのであれば、SONOS ampのHDMI入力はeARCに対応しているはずである、という仮説に基づいて考察しています)。(更に追記、2020年6月時点ではDolby TrueHDなどへの対応はSONOS ARCという新しいサウンドバーのみのようです。SONOS ampのARCはeARCではない可能性が高そうです。)
まあ、ゲームするのは子どもたちだし、7.1chとかすごいシステムを組むわけではないので、テレビを買い換えるようにことはしませんけどね。とりあえずは映画などを圧縮音源で楽しめれば十分。
ハイレゾが来た暁にはAmazon Music HDでがっつり楽しみたいと思いますが。
追記 (2020/5/8) : 紛らわしい名前ですが、Dolby Atmos対応サウンドバー、SONOS ARC が発表された模様。製品Web Siteでは、SONOS S2が前提であることとHDMI ARCとeARCで対応できる音声フォーマットについても記載がある。もしかすると、eARCに対応するのはこのSONOS ARCからになるのかもしれないな…
https://www.sonos.com/en/shop/arc.html
追記(2020/6/9) : SONOS S2のアップデートが来ましたね。以下のサイトにある対応フォーマットの情報によると、やはりDolby ATMOS対応はSONOS ARCからですね…。あと、ハイレゾ対応と言うことだったけど、サンプリング周波数は48kHz止まりで、ビット幅が16から24bitに増えただけ。確かにハイレゾにはなりましたが、せめて96kHzには対応して欲しかったのだけど…。